プロローグ: 

 

 

 
オッホン。
あー、あー、聞こえるか?
リモートで失礼、ここは秋川渓谷のどこか、地下深くにある「秋川渓谷総合研究所」。
わしは所長の谷沢じゃ。
 
(えっ・・・な、なんでしょう突然。)
 
まあ黙って聞いてくれ。
当研究所は、秋川渓谷の自然から歴史・文化とその不思議を総合的に研究しておる。
 


都心から近くて自然豊か、住みやすく遊びやすいここ秋川渓谷周辺は「東京の裏山」として最近にわかに注目が集まっていて、当研究所も最近、とても忙しいんじゃ。
 
しかし一方で、この地域にはまだ解明されていない不思議が多く残されている・・・。
特に、隠れたパワースポットとも言うべき、不思議な力に溢た場所があちこちにあってな。
ぜひ、その不思議な力の謎を解明すべく、調査を進めておったんじゃが・・・
 
先日、当研究所に突然、謎の地図が送りつけられてきた!
 

バーン!

 
 
(えっ・・・)
 
 


一体、誰が、何のために・・・。
どうやら今、秋川渓谷に何か事件が起こっているらしい。
 
わが研究所は、この「謎の地図」の解明が急を要すると判断した!
そこで、突然じゃがあなたに連絡させてもらったというわけじゃ。
 

突然じゃが、この調査を手伝ってくれんか?
 
・・・そんな謎の調査員なんて未経験?
なに、心配はいらんよ。
 
 
(・・・はあ・・・。)
 
 
もうひとり、我が研究所の優秀な研究員を、この「謎の地図」を調査する担当に任命してある。
  
通常の謎なら、彼女ひとりで解決してしまうところなんじゃが・・・。
今回はもう一人、どうしても助手が必要なんじゃ
君には、助手として調査に参加して欲しい。
 
何を隠そう、我が研究所が誇るコンピュータ・プログラム「スーパー謎調査助手選定AIアルゴリズム」が全国の助手候補者の中から選び出したのがキミなんじゃ!
 
 
(なにその適当なプログラム名・・・)
 
 
うるさい。
この謎に挑戦して、キミの隠れた才能をぜひ発揮して欲しい。
 

よし、答えは「ハイ」じゃな。
それしか聞こえん。
 
 
(だから、まだ何も返事してませんけど・・・)
 
 
 
次のページの【インフォメーション】を読んで、まずはJR武蔵五日市駅前の「東京裏山ベース」に向かうんじゃ!
急げ!時間があまりない。
 
 
 
 
(なんか強引な・・・でもまあ、やってみようかな。)
 
 
では、よろしく頼む!
出遅れるんじゃないぞ。