うっ・・・
乙次郎さんよ・・・こんな心配は野暮かもしれんが・・・
 
春までの・・・
宿はどうする?
飯は?
仕事はどうする?
冬は寒いぞ。
それにな、現代ではその辺に適当に寝るというわけにはいかんし・・・
そもそもずっとその格好でいるというのは怪しすぎるし、
その刀?いや竹光だとしてもなんだか物騒だし、
風呂は温泉に入ればいいが、タダじゃないぞ、支配人に掛け合ってもいいがその代わり売店を手伝うとか、
その喋り方はあまり接客業には向いていないなどうしよう
っていうかその格好寒くない?
 
 

まあ、どうにかなる!
 
 
・・・
 
 
・・・
 
 
   
 
・・・
 
一応、言っておくと、拙者は・・・
 
 

 
無一文だ。
 
 
 
 
 

!!・・・仕方ない。。。
 
しばらく、当研究所の研究員として登録しておこう。
身元保証人には、わしがなってやる。
うちの研究所に寝泊まりするがいい。
 
乙次郎さんは、恩人だからな。
 
 
(恩人・・・?)
 
 

60年前はありがとう、乙次郎どの。
あの日、あなたが来てくれなければ、どうなっていたか。
いやあー、あの日の乙次郎さんはかっこよかったのー。
こうしてまた会うことができるとは。
 

 
!?
おぬしは、もしや・・・
 
 
 

そう、乙次郎どの。
60年前に崖から背負いあげてもらった子ども、あれは私です。
 
いまの私があるのもあなたのおかげ。
あなたが使命を果たすためのお手伝いなら、なんだってやりましょう。
 
 
一緒に、この地にいつもにも増して美しい花を咲かせましょう!
 
 

なんていい話なの!
もちろん、私も手伝うわ!
・・・なんか乙次郎、想像してたよりイケメンだし
 
 
 

そして、今日の助手くん。
本当によくやってくれた!
君がいなかったらこの謎は解けなかっただろう。
ありがとう。
 
そして、春になったら、我々と乙次郎が咲かせる花と秋川渓谷の美しい風景を、ぜひ見に来て欲しい。
これは乙次郎の使命でもあり、我々の願いでもある。
 
「乙津花の里」が最も美しく花盛りになるのは、例年4月〜5月上旬頃だ。
この期間、タイミングによって色味を変えながら、この乙津集落全体で様々な花が咲き誇り、まるで桃源郷のようだ。
その風景を、ぜひ見に来てくれ。
待ってるぞ!
 
そして、今回の謎解き調査についての感想をぜひ聞かせてくれ。
アンケートを送信すると、後日素敵な記念品が送付される。
3分で終わるから、ぜひ協力してくれ。
 
アンケートに回答する
 
それでは・・・今日はおつかれじゃった!
またすぐに、遊びに来てくれよ!
 
 
またね!

 
 
 
 
 

 
秋川渓谷謎解きエコツアー
「時空の風来坊 乙次郎を追え」
 
 
 
企画・制作 :東京裏山ワンダーランド
 
イラスト :関口 太郎