ほう。
よくついてこれたな。
しかし、まだおぬしらを信頼しているわけではないぞ。
 
 
(ちょっと待ってください、私たちはただ、あなたのことが知りたいんです。)
 
 
知りたい・・・?
拙者のことを・・・??
 
拙者のことを誰よりも知りたいのは拙者自身だ。
拙者は・・・この時代に来た時から、何か大切な記憶を失ってしまったようなのだ。
 

この服、この笠、鈍い脚の痛み。
・・・どうやら拙者は、長い旅路の途中らしい。
 
そしてこの刀・・・これは、見掛け倒しの模造刀だ。
こんなものは、草を刈り散らすくらいにしか使えんわ。
それでも、なぜかとても大切に思える・・・一体なぜなんだ?
 
思い出せない、拙者の使命、果たすべき役割は何か・・・。
 
お前たちも本当に拙者のことが知りたいのなら、謎帳を開けて、「大きなアーチの謎」を解くんだ。
どういうわけか、それが今必要だということだけは、わかるのだ・・・。
 
 
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