思い出したぞ、ここは、あの崖・・・。
上は、こんなに広くなかった気がするが・・・。
 
崖の下に落ちたら大岩の影になって上からは見えにくい。
岩には苔が生えていて滑りやすく、自力で這い上がるのは難しい・・・
 
 
（あなたは、乙次郎さん！？本当に現代に・・・！）
 
 

なんと！ ・・・ついにお会いできましたね、乙次郎どの。
本当に現代にやってきていたとは！
 
ここは・・・あなたが60年前に、滑り落ちた子どもを助けた場所です。
平成15年にケビン村が閉村となり、温泉施設を建設するときに造成されて駐車場になったんです。
 
早速で申し訳ないが・・・あなたが前回・・・60年前にここに来た時のことを、ちょっと聞かせてもらえないでしょうか・・・？
 
 

 
いや、拙者は・・・少々先を急ぐゆえ・・・。
 
 
（乙次郎さん、ちょっと待って！）
 
 
残念だが、ゆっくりしている暇はないのだ。
拙者には、やらねばならぬことがある・・・。
 
 
もしどうしても拙者を追うというのなら、
謎帳を開いて「崖の上の謎」を解くがいい。
 

 
では、ご免！
 
 
 
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