(えっ・・・?? こ、これは・・・!?!??)
 
 
 
 
 
 
 

えっと・・・博士?
「大切なもの」って・・・
 
 

いっ、いやその・・・
良かった!
まずは良かった!
 
 

博士は、このクマさんを抱っこしないと眠れないんだッキー!
 
 

や、やめなさいキートン・・・
い、いやその、まあ、良かった!
 
 

もう・・・人騒がせな。
 
博士も博士だけど・・・
キートン、なんでこんなものを隠したりしたのよ!
 

ごめんなさい・・・
 
最近・・・博士が夜、一緒に寝てくれなくて・・・。
「お前はもう小猿じゃないんだぞ」って。
 
わかってるんだけど・・・なんか寂しくて。
クマさんのせいじゃないのはわかるんだけど・・・。
 
でも、もうボクは小猿じゃないのに研究所ではまだ子ども扱い。
そんなのいやだ!
ボクも早く一人前の研究員として、活躍したいんだッキー!
 
 
(やっぱり・・・ただのいたずら小猿じゃないね、キートン)
 
 
・・・だから、ボクが立派な謎を作ったり、みんなに秋川渓谷の良いところを案内したりできるっていうのを、博士に見せたかったんだッキー!
 

 
そうか・・・キートン。
すっかり成長したな。
 
よくわかった。
 
これからは、他の研究員と同様に、しっかり一人前の仕事を任せることにしよう。
秋川渓谷の謎は、まだまだたくさんある。
研究所はこれから、ますます忙しくなるぞ。
 
しっかり頼むぞ、キートン。
 

は、博士〜、
ありがとうだッキー!!
 
 
 
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